Re瀬ッ戸とは?
Re瀬ッ戸は家庭などで不用となったやきもの(廃陶磁器)をごみとして処分しないで、原料として利用する新しいやきものの循環システム、製造プロダクト、そしてその商品をさします。
Re瀬ッ戸の原料は廃陶磁器の粉砕粉と粘土です。原料の約50%が廃陶磁器の粉砕粉であり、バージン原料の使用料が今までの半分になります。また、一般にやきものの焼成温度は、約1300℃ですが、Re瀬ッ戸は約1200℃で焼成する事ができます。
このようにRe瀬ッ戸は、ごみの減量化、処分場の延命、資源の確保、エネルギー使用量の削減につながり、資源循環型社会を目指した地球環境にやさしいやきものです。
Re瀬ッ戸は2005年市民・行政・企業が共に取り組む陶磁器リサイクルの新しい仕組みとして誕生しました。
市民は廃陶磁器をごみとしてではなく、市内の資源リサイクルセンターへ持込み市民自らが陶器と磁器とに分別します。
業界は廃陶磁器の積極的な活用と天然資源の使用料の最小化を目指し、環境負荷の少ない製造工程を確立します。
行政は廃陶磁器の回収システムを確立します。
強度は?
従来品と比較した結果、曲げ強度(kgf/cm2):950~980従来品と同じで、実用面に支障はありません。
特長は?
・廃陶磁器の含有率50%を実現しました。
・高精度分離機により原料生成過程で金属類を除去します。
・1200℃焼成ができ、製作時の大幅な省エネルギー化が可能となりました。